氷見の海と立山連峰

Nadaura Regional Fisheries

氷見の海を、次の世代へ

富山県氷見市は豊かな漁業のまち。けれど、その担い手は年々減っています。 私たちは、漁師の技への敬意を込めて、栽培漁業と陸上養殖で獲る漁業を支えます。氷見の水産業を、次の世代へ手渡していくために。

氷見で、栽培漁業を目指す

灘浦地域水産開発株式会社は、富山県氷見市・灘浦地域で、栽培漁業を目指しています。種苗生産の技術を確立し、氷見温泉を活かし、陸上養殖と組み合わせて、これからの漁業を支える仕組みをつくります。

魚の残渣を、買い取ります

加工の過程で出る魚の残渣を、飼料の原料として買い取ります。これまで処理費を払って捨てていたものが、副収入源になります。

通年の安定供給を、支えます

季節や海況に左右される水揚げを、陸上養殖が年間を通じて補います。加工と提供を止めないための土台です。

地域に、仕事をつくります

令和13年度までに30名規模の雇用を氷見に。地域の高校とも連携し、若い世代が水産業に関わる道をつくります。

氷見温泉の養殖

富山県氷見市の沿岸北部・灘浦地域で、氷見温泉の湯を使った陸上養殖に取り組みます。

氷見温泉を使った養殖の水質管理

水質管理は、養殖のいちばんの土台

氷見温泉郷の源泉は、太古の海水が火山の噴出物によって地中に閉じ込められたと考えられている化石塩水泉です。塩分を含むという点が、他の温泉養殖と決定的に違います。

魚は淡水の中では、体に入ってくる水を出し続けるためにエネルギーを使い続けます。塩分を含む水なら、そのぶんを成長に回せる。汽水に育つ魚にとって理想的な環境が、この土地には天然でそなわっています。

薬に頼らない養殖へ

塩化物泉の天然の殺菌作用を活かし、無投薬での飼育を目指します。

燃料費を抑え、水温を保つ

高温の源泉をそのまま使えるため、北陸の冬でも燃料の使用を抑えられます。

濾過設備が、いらない

掛け流しなので、常に新しい温泉水が入り続けます。

他所では、再現できない

軟水の温泉養殖とも、地下水の淡水養殖とも、水質が根本から違います。

5つの事業

栽培漁業を軸に、5つの事業を氷見市の中でつなげていきます。種苗生産・陸上養殖・飼料製造・加工・提供。卵から育てるところから食卓に届けるところまで、令和8年のうなぎ養殖を皮切りに、一つずつ立ち上げる計画です。

氷見での種苗生産01

令和9〜10年

種苗生産

卵から孵化させ、稚魚まで育てます。対象はタイ・とらふぐ・ヒラメ・牡蠣。令和9年度より技術の習得を進め、自社の養殖に使うほか、他地域の養殖業者にも供給する計画です。

氷見温泉を使った陸上養殖02

令和8年 稼働

陸上養殖

温泉の掛け流しと閉鎖循環式の併用。うなぎ養殖から始めます。

氷見の未利用資源からつくる飼料03

令和10〜11年

飼料製造

地域の未利用資源から、独自配合の飼料をつくります。

氷見での水産加工04

令和8年 外注から

加工

真空・冷凍・調理品へ。当面は市内の加工業者に委託します。

氷見の飲食店・旅館への提供05

令和11〜12年

提供

市内でのレストラン運営、旅館・飲食店への卸、ふるさと納税。

令和8年
会社設立
うなぎ養殖を開始
令和9年
種苗生産に着手
高校との連携開始
令和10〜11年
飼料製造を事業化
サーキュラーフィード
令和11〜12年
提供事業を開始
加工の自社化を検討
令和13年
5事業が揃う
30名規模の雇用へ

未利用資源からつくる飼料
氷見サーキュラーフィード

地域で使われずに捨てられてきた資源を原料に、養殖魚のエサを自分たちでつくります。加工や提供で出た残りもここに戻り、また魚を育てる。ぐるりと一周して輪が閉じることから、サーキュラー(循環)と名づけました。令和10〜11年の事業化に向けて、いま原料の調達先と配合の設計を進めています。

5事業の循環種苗生産から提供までを横一列に並べ、加工と提供で出た残りが飼料製造を経て先頭へ戻る流れ。種苗生産SEEDLING陸上養殖AQUACULTURE加工PROCESSING提供DELIVERY飼料製造加工と提供で余ったものを、次のエサに変える育てて、届けるまで余ったものが、次のエサに変わって戻る
種苗生産
↓
陸上養殖
↓
加工
↓
提供
↓ 余ったもの
飼料製造加工と提供で余ったものを、次のエサに変える
↑ 育てる工程へ戻る
4系統の原料と、その供給元(予定)
水産加工残渣市内の漁業関係者・水産加工業者
ハトムギ残渣市内の農業団体
そば末粉市内のそば事業者
野菜残渣市内の青果流通・給食施設
この循環が、地域にもたらすもの
01

捨てていたものが、収入に変わる
これまで処理費を払って捨てていた残渣を買い取ります。漁業者・農業者・食品事業者にとっての副収入源になります。
02

地域の資源で、地域をまわす
原料の65〜80%を氷見市内から調達することを目標にしています。外の市況に左右されにくい仕組みを目指します。
03

一円融合という、地域の哲学
4つの地域資源がひとつの飼料に融け合う姿は、報徳思想の「一円融合」をかたちにしたものです。

見学・視察

私たちの施設は、閉じた場所にはしません。子どもたちの学びの場として、地域や行政の視察・交流の場として、そして食の安全を確かめてもらう場として開きます。

氷見の養殖場での学校見学

学びの場

学校見学・水産教育の受け入れ。

氷見の陸上養殖場への視察

交流・視察

地域・行政・他産地からの視察、観光との連携。

氷見の養殖場の様子

透明性

育てているところを見せることが、食の安全と信頼の証に。

陸上養殖の設備導入をご検討の企業さまには、システムのご相談も承ります。

会社概要

社名
灘浦地域水産開発株式会社
所在地
〒935-0021 富山県氷見市幸町14-34
設立
令和8年6月
代表者
代表取締役 深田哲司
事業内容
栽培漁業(種苗生産・陸上養殖)/飼料製造/水産加工/提供
連携機関
一般財団法人山森記念財団/株式会社飛騨海洋科学研究所/株式会社カカワリネット ほか

お問い合わせ

残渣の受け入れや原料供給のご相談、見学のご予約、地域・行政との連携のご相談を承ります。

    灘浦地域水産開発株式会社
    〒935-0021 富山県氷見市幸町14-34
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